Jules†寄宿舎

「女性が創る透明で美しい少年世界」をテーマに、 演劇、映像作品、イベント企画をしている、Jules†少年達の日記。

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狩野†妄想劇場2017.3


ごきげんよう。
バトラー狩野(かりの)です。

皆様におかれましては、花粉と化学物質が結び付いた暴れん坊に悩まされていらっしゃる方々や、寒暖差にやられ、ベッドの國から脱出出来ずにいらっしゃる方々のお噂もチラホラとお聞き致しております。

如何お過ごしでしょうか?

日差しの中には、もう確かに春を感じていますのに、まだまだ遠いのかと切なくなる夕暮れ。

そんな時刻に、あの時の少女は、確かにそこにいました…

本日のお飲み物は、 Benoist(ベノア)の 「キーマン」です。
世界三大銘茶のひとつ。優しい焙煎香にまろやかな甘みとバラや蘭の花のような甘い香りが漂う上質紅茶。
お供は、ホワイトチョコレートとレーズン、北海道産生乳100%のバターをあわせたクリームを、ビスケットにサンドしました、六花亭のマルセイバターサンドをご用意致しました。

いつもの3月よりも、少し暖かさが増している今日。
そのおかげで、いつもの夕暮れ時よりも少し暖かく、私の心も少しだけ春に近付いたかのように、ふわふわと心許ない様な感覚。
何かを求め探すかの様な、何とも言えないこの感覚。
それなのに何の目的も予定も無いままでいる、この持て余している感覚を鎮めるために、いつもの公園に向かう事に致しました。

こんな日はベンチに座り、今日1日を照らし続けた天の川銀河の恒星(推測年齢は約46億年)が、葉陰から見える網目状の街と共に眠りに向かう瞬間を、何も考えずに、ただ視覚に入って来る情報だけを受け止め、見送くる事に致しましょう。

無心…
オレンジ色に染まり、藍色の夜の帳が降りる切なくも美しい時間に、今日1日を懐古するのではなく、何も考えずに見送るのです。

葉陰からはキラキラと、まだ少し残っている陽が降り注ぐ小路。
いつもの私の指定席であるベンチに近付いた時、あの時の少女が、確かにそこにいたのです。

ベンチの裏側にあたる木立の根元、うっすらと生えた下草に白いシーツの様な布を広げ、横座りの姿勢のまま、近付く私を見詰める少女。

茶色に緩いウエーブのかかったふわふわとしたロングヘアに、白と見紛う程の薄い水色のワンピースを身に付けた華奢な体を左腕に預けた、横座りの姿勢の妖艶さに、私の目は釘付けになりました。
少女に全くその様な気が無いのは充分承知しているのにも関わらず、少女娼婦か花魁の様に私を見詰める視線。
誘われているかの様な錯覚に陥り、軽い目眩にも似た驚きに、一瞬立ち止まらずにはいられなかった私。

その動きに呼応するかの様に、スローモーションの様にゆっくりと瞬きをした少女の、息を飲む様なエロス。

立ち止まり見詰め続ける私に少女は、何事も無かったかの様にゆっくりと、まだ残る陽射しに目を細めながら顔を向け遠くを見詰めた。
陽に照されたその顔は大人びており、少女と言うよりは、女性と呼ぶに相応しい年齢なのだと初めて私は気が付きました。

そう、あれは10年程前の事であったか…

やはり何かに誘われる様に此処に辿り着いた私が見たのは、1組の「家族」でした。

今、私が目にしている場所にはカラフルなレジャーシートが敷かれ、小さな座卓には所狭しと食べ物や飲み物が置かれており、その回りはブランケットやクッション、ぬいぐるみ、日傘等で彩られておりました。父母、兄、妹、弟の5人家族の憩いの時間。
賑やかな会話に笑い声…
時々の兄弟喧嘩に、光を踏みながら駆け出す追いかけっこ。
疲れ果てて眠る傍らに寄り添い、本を読む姿…

そう、これは遠い日の私の家族の記憶。

今、私の視界にいる女性は、私の母にも妹にも似ていない何処かの人。
それなのに思い出す。

私達ははしゃぎ過ぎた様で、いつの間にかお昼寝と言う名の眠りに着き、夕暮れにとても近い時間に、私は微睡みながらぼんやり目を開く。
母があの女性の様に横座りの姿勢で、愛しそうな面差しを眠っているであろう父に向け、父の髪をゆっくりゆっくりと撫でていたのを夢の様にぼんやりと思い出す。

まだ少女の面影を残す女性の横顔を見詰めながらベンチに座り、癖の様にスマホを取り出す。
時刻を確認し、スケジュール表を開く。

そこには…

私達「家族」が5人で揃う事の無くなった日が記されている。

父の命日…と…

2017年3月 バトラー狩野 拝
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テーマ:女性の少年役 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017/04/03(月) 12:12:08|
  2. 僕ら†シリーズ

狩野†妄想劇場2017.2


ごきげんよう。
バトラー狩野(かりの)です。

本日のお飲み物は、
LUPICIA「サクラ プレミアム」
春摘みダージリンのみを贅沢にブレンドした、春の息吹を感じる桜の紅茶です。
お供は、塩漬けの桜の葉を細かく刻み、生地に練り込んで焼き上げた、さっくりした歯触りとほんのりとした塩味のクッキーになります。

狩野は本日、数年ぶりにJules†寄宿舎に出向いて参りました。
数年前までは、少年達と日々を過ごした懐かしい場所。

宿主から、私達の秘密の場所が全焼したとの情報により、門を潜るなり真っ先に向かった少年達との約束の場所は、確かに跡形も無く、更地と化していました。
呆然と、昨日の事の様に感じる懐かしい少年達の笑顔を笑い声を虚空に見詰めながら、私の頬を撫で、髪をすり抜けていく風を身体で感じながら、こんなにも私は無力なのだと思い知った瞬間でした。

ただ、あの大騒ぎをした、楽しい美しい日々を、忘れる事無くいたいと、強く願った瞬間でもありました。

そんな思いを抱えながら、休暇に入っている寄宿舎に向かおうと歩く道すがら、私の目に飛び込んで来た私の記憶に無い新しい建物!

もしや?と思い、ドアノブに手を掛け扉を開くと、整然と置かれた庭を手入れする為の道具や大量の肥料等が私の目に飛び込んで来ました。
そして、小屋の片隅に雑然と積み上げられた木箱の不自然さに、自然と笑みが零れました。

歩み寄り、昔を思い出す様な木箱の蓋を開けると、テーブルクロスにするであろう布や、布巾が詰め込まれており、その布を捲り上げると、その下には様々な大きさや形状のグラスが、まるで光輝く宝石の様に雑然と並んでいました。
この木箱の下の箱には、様々な大きさの皿やスプーンにフォーク、毎夜のつまみの残りが、そしてその下の箱には、ジェリービーンズの様に華やかな色とりどりのお酒やジュースがぎっちりと詰め込まれている事でしょう…

一瞬、視界が歪み…

ポタポタとクロスを濡らすこの雫は何かと呆然と眺め、顔を上げた瞬間、また視界が歪む…

私の頬を伝うこの感触は、幼き頃に遠い記憶と共に置いてきた懐かしいモノ。
手の甲で撫でたその手は濡れ、頬から手の甲に移行したソレを眺めながら私は思う。
これは失ったモノへの寂しさなのか、未来への賛辞なのか…

視線をさして広くもない室内の空間に投げ掛ける。

そこに投影される映像は私の記憶。
過去の少年達と大騒ぎをした、あの時のもの。

私の記憶と空間が見事に混ざり、白昼夢の様な感覚の中に佇む私。
開け放たれた扉の向こうに、真っ白な光が見える。
映像が投影される前のスクリーンの様に真っ白と…

ここからまた、私と少年達との新しい記憶が始まる。

2,017年 2月
真夜中の寄宿舎 Bar†ジュールにて
バトラー狩野 拝

テーマ:女性の少年役 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017/02/23(木) 17:01:24|
  2. 僕ら†シリーズ

狩野†妄想劇場2017


皆様、ごきげんよう。

遠い記憶の彼方に、置き去りにされ忘れ去られたバトラー狩野でございます。
《バトラー狩野について…Jules†ジュール立ち上げより、伊東香穂里の忠実なるしもべとして仕える。美少女好きな27歳 男》

いやぁ、久しぶりの復活でございます(笑)

皆様にお目に掛かる事のなかったこの数年間の狩野は、宿主の陰謀により、吸血鬼の如く幽閉され、眠らされておりました。

おはようございます。
青年男性と言えど、長い睡眠は堪えます。
身体中が…アイタタタッ

長い長い夢から目覚めた今日、東京では昨年よりも3日遅い春一番が吹いたとの事。
春と言えば、美しい出会いと恋の季節です。
ワクワクしますね。

ロングコートを翻し、風に吹かれながら歩く、コンクリートで作られた籠の街、東京。
冷たい印象だけの街じゃないと思える美しい出会いは、既に狩野の目の前に在るのです。

風に吹かれ舞い降りて来たかの様に、私(わたくし)の視界に飛び込んで来たロングヘアーの少女。
私の視線に気付いたかの様に、ふと立ち止まった少女の、黒く美しい髪はたなびき、風に煽られるスカートからは、とても華奢で美しい白い足が見え隠れするエロス。
あぁ…
そしてゆっくりと振り向いた少女の美しさといったら!
涼しげな目元に、強い意志を持った視線。
その美しい視線に絡め取られた私は、メデューサに見いられたかの如く、ただただその視線に見いる事しか出来ない、無力なだけの大人の男ですよ。

たなびく黒髪を掻き分け、華奢で美しい肢体を誇示するかの様に一瞬取った美しいポーズは、まるで一枚の絵の様に、コンクリート達を色褪せさせ、彼女の為だけに作られた極上のセットの様に、少女を囲む景色に成り果てる。

私だけの極上の一瞬が、全てを支配した…

少女は、その美しい肢体を、ゆらりと捻り、駆けて行く。
遠去かる美しい姿に、時を忘れ呆然と立ち尽くし、目で追う事しか出来ない私。

少女が居なくなった後の寒々しい街並みに、風だけが吹いていた。。。

…と、まぁ、相変わらずの狩野の妄想にお付き合いを頂きまして、ありがとうございました(笑)

本日のお供は、 ドイツの「レッドドット・デザイン賞」を受賞したCHARM VILLA子村莊園の金魚の形をしたティー バッグで入れたローズウーロン茶です。
お菓子は、狩野が眠っている間に過ぎてしまったバレンタインのプレゼントとして、とても人気の高いジャン=ポール・エヴァンのショコラとマカロン。
遊び心のある可愛らしい見た目と、極上ショコラを堪能しましょう。

スマホ片手になんて、そんな野暮な事はしません。

風に吹かれる木々を眺めながら、真っ白いノートに青インクで、この物語を綴りながら、暫し至福の時を…

2017年 春 バトラー狩野 拝

テーマ:女性の少年役 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017/02/23(木) 16:39:07|
  2. 僕ら†シリーズ

200806梅雨 † 狩野

ようこそ。
ご機嫌よう。

Jules†寄宿舎の舎監、カリノでございます。

本日もお時間が許します限り、女王の如く高貴な香りとコクのある紅茶を楽しみながら、
暫し、カリノの戯言にお付き合い下さいませ。

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先ずは、本日のお飲物のご紹介から。

本日は、女王の名を持つ紅茶、クィーン アンでございます。

こちらの紅茶は、英国スチュワート王朝最後の国王“アン女王”(在位 1702年~1714年)の名を拝して、特別にブレンドされました紅茶でございます。
厳選された茶園で採れたアッサムをブレンドし、コク香り豊かにお楽しみ頂けます。
・・・某紅茶専門店の回し者、バトラーカリノです・・・って、冗談でございます(笑)

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お菓子は、ハードとソフト2種類のビスケットをご用意致しました。
やはりハートとダイヤの形にて、スクエアタイプのお皿に、
トランプを模したデコレーションにてご提供させて頂きます。

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2008年6月

6月初旬、梅雨、真っ只中でございます。

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寒暖差が激しい今年は、皆様には、日々の装いにも頭を悩ます毎日をお過ごしの事ではないかとお察し致します。
半袖を着たかと思えば、長袖を着ないと寒くていられないなんて事は、今年の梅雨には日常茶飯事。
カリノも上着を脱いだり着たりと忙しい時間を繰り返しております。
そして週の半数近くは、雨、あめ、アメ~!

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降る雨が美味しい飴ならどんなに素敵な事でしょう!
「どうせなら『いちごみるく』にして下さい。」とか、
「飴が降ってきたら、さぞかし痛いでしょうね~。」とか妄想を広げつつ・・・
珍しい程の梅雨らしい気候が日々を支配しております。

そして残念な事は、週末に雨降りが集中しているという事です。

お出掛けを計画していても、お召し物が濡れてしまうし、水分を含んで髪型が決まらず憂鬱・・・だからお出掛けは延期にと、お部屋に籠る方も多くいらっしゃるのではないかと思われます。

ワタクシ狩野も例に漏れず、出不精全開で、寮に籠りきりの生活をしております。

こんな感じで・・・鬱々。
200806-001-01.jpg
古関さんに笑われたりなんかして・・・あははっ~

休日は雨降りでも窓を開け放ち、降り続く雨を眺めながら、美味しい紅茶をお供に妄想に耽ったり、本を読んだり、時には少年達とトランプやチェス、楽しいお喋りに悩み事相談と、日暮れまでの一日はあっと言う間に過ぎて行きます。

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最近は小さな映写機を組み立てて、記録写真的な8ミリ映像の上映会を試みたりしました。
ピンホールカメラを数人で自作し、何時かの週末に、晴れたら小川にて撮影会をしようと約束したりもしました。

そして!

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体力の有り余っている少年達は、寮内で大人しくしている筈等ありません!
廊下で追いかけっこです!!
大声を張り上げ、笑い転げ大騒ぎのを始めたかと思えば、寮に残っている少年達全員を巻き込んで、大隠れんぼ大会へと発展していった先週末。

カリノも参加し、無礼講とばかりに少年達を追いかけ、数年ぶりに廊下を走り、狭いクローゼットに隠れ、近づいてくる足音にドキドキしながら必死に笑いを堪えていた密かな時。
嗚呼、何て素敵な時間!

この晩のディナーは梅雨のうっとおしさも何処へやら、全員の興奮覚めやらず、ナイフとフォークがお皿に触れ合うカチャカチャという音やグラス同士が触れ合う音と共に、とても賑やかに美味しく頂きました。

そして、雨音が響き渡る夜。

疲れきった少年達は、いつもより早めの就寝につく者多数。
幸せそうな寝顔に、寝相。

少数の興奮冷めやらぬ少年達は、ワタクシの部屋にて、蝋燭を明かり代わりに、暖かいココアやミルクを持ち、声をひそめてもなお抑えられぬ程、今日の出来事に大変な盛り上がりをみせておりました。

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雨。

宇宙規模でみると、とても珍しい現象なのだそうです。
大抵は雪や氷になってしまう大宇宙の星々。
そんな中にある、ワタクシ達が住まう奇跡の星、地球。
そんな奇跡を楽しみたいと思いつつも、そんな奇跡のおかげで、違う奇跡に遭遇しました2008年水無月のJules†寄宿舎。

そして、この広い奇跡の星には、特異な雨が降る時もあるのです。

カエルに魚、血の雨に、トウモロコシの皮。
こんなものが降る時もあるのですよ。
何せ世界は広いのですから!

えっ? 嘘だろうって?

200806-008-08.jpg

ホ、 ン、 ト、 の話ですよ。




phot model:狩野夏妃、古関千華子

テーマ:女性の少年役 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/06/09(月) 23:05:40|
  2. 僕ら†シリーズ
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200804春 † 狩野

ようこそ。
ご機嫌よう。

狩野です。

桜の時期も終わりに近づき、
うららかな春らしい陽気と花冷えとを繰り返している最近ですが、
皆様におかれましては、変わらずお元気に日々をお過ごしの事と思います。

2008年4月。

20080413


4月という月は、いろいろな事が新しく始まって行く時。
新生活が始まった!始まります!という方々も多くいらっしゃる事と思います。

期待と不安にドキドキしながらの毎日。
見た事の無い世界に風景。
覚えなければ行けない事目白押し。

嗚呼!なんて素敵な時期。

頑張って下さい、フレッシャーズ諸君!

そして春は恋の季節とも言われております。
わたくし狩野は、うららかな陽気に誘われて、
ドキドキわくわく、新しい出合いを求めて、
桜の花びら舞い踊り、色とりどりの花が咲き乱れる公園に出向いたのです。

曲がりくねる小道に差し掛かった時!

私の目前に駆け出して来て立ち止まった美しい美少女!!
凛とした瞳を携えて、春の風に全てをたなびかせながら私を見つめる美少女。
その美を讃えるかの様に舞う花吹雪に、全ての時が止りました。

これが恋。

こんな出会いがあってもいいじゃない!みたいな(笑)
妄想妄想。。。妄想でございます。
現在、狩野の頭の中は春真っ盛りでございます。
なので
許してやって下さい。

Jules†ジュールの近況は、また後日お届けしたいと思っております。
うふふっ♪
楽しみにしていて下さい!!

では、また。


画像:『フィルム的残酷』より「青年 魚崎」by 狩野夏妃



テーマ:女性の少年役 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/04/14(月) 07:10:03|
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