Jules†寄宿舎

「女性が創る透明で美しい少年世界」をテーマに、 演劇、映像作品、イベント企画をしている、Jules†少年達の日記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Jules†ジュール誕生秘話<番外編>

劇団名Jules†ジュールは、どうしてJules†ジュールと名づけられたのか・・・?

はい、「主な由来」はフランス人作家のJules Verne(ジュール・ヴェルヌ)。月世界旅行 (De la Terre à la Lune )の作家です(直球や)。
伊東が集団名を決めかねて机に積みあがっていた本たちを繰りながら、そのあたりの作家のもの+初期の映画や幻灯機(マジックランタン)に関する本+タルホニアなどの稲垣足穂の映画論などなど。ぱらりらとそれをめくった伊東の目に飛び込んできたのが、お月様の目にロケットが飛び込んでる「月世界旅行」の映画の一場面。
jules_1.jpg
伊東「あー、これ知ってる!乃木坂のラ・カメラ(現在は下北沢)でこのシーン見た♪ 
    ・・・これって誰の作品?」
女「ジュール・ヴェルヌ」
伊東「おぉー・・・(としばらく大文字小文字カタカナ色々紙に書き散らす狩野)
    うん、これに決めた♪”Jules”!」(早っ!)

いろんな面白すぎる逸話が合って、どれが本当の話なのかわからない謎の作家。今年没後101年に当たるのを記念して(何で100年記念ぢゃないのか?それもヴェルヌらしい気も・・・)日本ジュールヴェルヌ協会が設立されるとかダヴィンチコードにも影響を与えているからヴェルヌコードが発売されるとか今年はジュールが動くらしいぞ!!(真偽不明(笑))
jules_2.jpg
読んだことがなくてもナンカ聞いたことある名・・・って人が多いかも。某ネズミーランドの海のほうでも名前を見つけることが出来ますし、ノーチラス号はじめ今の映画やゲームや実際の潜水艦や飛行機などに、ヴェルヌ作品に登場するものの名がそのまま付いているものが多いんです。なぜか?・・・それは、“彼の作品を読んで科学に興味を持ち、そのまま本当の科学者になった少年達”が本当に多いからです!!。

19世紀後半の帝国主義・植民地時代に入った西欧世界の少年達は、その征服物語をわくわくと聞いて育ち、また科学も発展を始め、飛行機・潜水艦・月ロケットなど、科学の力をもってすれば「夢のようなもの」がこの手に出来ると世界中が胸躍らせていた頃。(ヴェルヌはその作品の中で19世紀の科学知識を元に、宇宙旅行、潜水艦、ヘリコプター、空調設備、誘導ミサイル、映画、などの出現を実際に予言しています。)
最初期のSF作家ヴェルヌの与えた、未知の夢の世界への影響はそれは大きかったことでしょう。

11歳のときに、初恋の少女への首飾りを手に入れるために船に乗り込み大海へ船出しようとした少年の眼前に広がった大西洋は、空と映しあったどこまでも透明な青。(とっ捕まって未遂。捕まって怒られていったコトバが「じゃあこれからは空想の中で大冒険します!」←真偽不明)
bon voyage ジュール・ヴェルヌ! この人の文学デビューは実は舞台脚本でもあるし(「椿姫」の作者デュマとその父ちゃんに認められてのデビュー)
伊東もお月様もにっこり。船出の準備の一番大事なもの。僕らの船の「旗」が出来上がった夜でした。

こうしてJules†ジュールの具体的な冒険がはじまったのです。
スポンサーサイト

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/06/20(火) 17:27:06|
  2. Jules†誕生秘話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Jules†ジュール誕生秘話 第三弾!

<前回からの続き>
とまあ、なんだかんだ引っ張りましたが、用は伊東が「トーマの心臓」「1999年の夏休み」、あとあったのが「ポーの一族」を、「やって♪」というご意見を下さったお客様のメールやアンケートを集計したところ、ウチとしたらこれすごい数だよねってことに気づき、ちょっと自分達も興味あるし・・・じゃあ、・・・ってことで、場所の仮手配から、スケジュール的に可能な期間から、公演形態・・・と詳細を全部詰めてきたんです。

「少年的なもの」への憧れはつまり「透明なもの」への憧れなのだ!
“1つ不動の美意識をもった「集団」を作り上げる”ということからはじめてみるのもアリではないかい?・・・と、解釈するにそういうこと?を、ものすごく素直なコトバで、文節とかはめちゃくちゃながら言いたいことは良~く判る!という風に書かれた「企画書」。

で、その場で決まったことは、プロデュース集団の主宰は伊東。作品はどれをやるかは伊東が詰める・・・というところまで。
後は酔いヨイヨイ♪とパンダも参加して、先の計画話で盛り上がった夜は更けていったのです。

それがどうして名作「トーマの・・・」でも「1999年・・・」でも「ポー・・・」でもなく、オリジナル脚本「砂城のビショップ」を公演することと相成ったのか。
それはまた次回の読み続きとさせていただきます♪

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/06/10(土) 23:04:46|
  2. Jules†誕生秘話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Jules†誕生秘話<第2弾>

<前回からの続き>
ドアを開けば、雷雨の夜。
闇にひらめく影を引きずって、痩身の少年登場。
肌と、濡れて張り付くシャツの間から、
庇うように大切に運んできたファイルケースを取り出し女に差し出す.

女、黙って受け取る。
少年、力尽きたかのように膝を付き、女の背後で目を見開いている小さなパンダに
よわよわしく語りかける。
少年「び・・・・・・ビール飲みたい。肉も、食べたい・・・(倒れる)。」
パンダ「(女に)にっ・・・肉食です!!」
女「そのようね。こいつが豹?!」
雷鳴が、肯定するかのようにとどろく。
パンダ「豹とリスとが来るはずですから。リスは、肉は、食べませんから!」
女「知っている。昔、飼っていた、リス。」
少年(もとい伊東)「? 表もリストもケースの中だよ?。とにかくなんか食わしてくれ~!
職場から直行したから腹ペコだあ!」
ずりずりと濡れたまんまあがりこみシャワールームへ向かう少年もとい伊東。
召還されたパンダもとい古関がその後を追う。
「拭くだけじゃ冷えちゃうよ!シャワー借りちゃえば?」
一人残された女、ファイルを手にしたまま佇む。
まだ開け放たれたままのドアの向こうでは、
去りかけている雷の閃光が遠い記憶のように閃いている。
「リスよ・・・君は何処へ・・・?」
女はドアを閉じ、振り向いて、叫ぶ。
「うわー、廊下がびちゃびちゃだー!」

ああ、なんてくだらない(笑)。真顔でこんなことしてる私たちってなんでしょう?

とにかく濡れたパピヨン犬のように痩せていた伊東さん(今もですけどこの頃も40キロ無かったんじゃないかと・・・肉食動物ですごい食べるのに太れない体質・・・うらやましい)をシャワーとドライヤーで暖め(自分でやっていただきましたが)、その間に有り合わせで私は食事を作り、古関は伊東の持ってきたデータを開き整理しプリントアウトして話し合いの準備・・・という半時間ほどの後、風呂上りの乾杯ビールで旨いぜぇ~!っと「ご機嫌職人さん」のような満面の笑みを浮かべた伊東が言った。

「企画書、書いてみた~♪ まずは目を通してくださーい♪♪」

手元を見ると、やたらにロココ調の装飾線のちりばめられた手の込んだA4の紙の束。
文字の数より飾りの方が多い気がするそれをぱらぱらとめくると、最後のページに
“企画者:伊東香穂里”の署名
顔を上げるとパンダが痩せたパピヨンと共犯者の笑みを、にぱーっと浮かべている。
・ ・・話し合う・・・までもなく・・・平和な劇団民主主義。
どんどん注がれるビールを飲み干しながら、
私は腰をすえて全てのページを熟読し始めた。
雨はすっかり上がり、涼風が立ち始めた。

<のほほんとまだつづく・・>

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/06/01(木) 07:49:27|
  2. Jules†誕生秘話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Jules†誕生秘話(大仰?)第一弾

◆Jules†ジュール誕生秘話 第一弾◆

物語は1999年に遡る・・・という訳で無く「トーマの心臓」と「1999年の夏休み」という名作2本に触れることから始めます。
「トーマの心臓」は言わずと知れた萩尾望都作品の金字塔。そしてこの作品を元に「日本人の女の子が少年役をやる」というコンセプトで岸田理生さんが脚本をお書きになった映画作品が「1999年の夏休み」です。

この2作品を「舞台化してください」というアツいメールやお手紙が、旗揚げ当初からちょくちょく舞い込んでいたのです。トータル数どのくらいだったろう・・・ちょっと「ホント?!」と驚くような数を戴きました。ご意見ほんとにありがとうございますo(^-^o)(o^-^)o。

しかし「萩尾様や岸田様が漫画や映画それぞれ作品として「完成」させているものをいじる必要があるだろうか?」との考えから計画されることは無かったのです。「1999・・・」のほうは特に岸田さんがお亡くなりになってしまったので・・・生きていらっしゃれば(ありがたくも面識もあったことですし)もしかしたらご相談の上・・・ということもあったかもしれませんが・・・お会いできなくなった今、作品を勝手にいじる気持ちはまったく無く、相変わらずメールやアンケートの一文としてご希望いただくに留まっておりました。そんな或る日、驚くべき知らせが舞い込んだのです。
「ある事実について、豹とリスとを送ります。ちょっとマジに考えてみませんか?」

!?・・・生きもの・・・?!

四足好きの私は送られてくる豹たちのためにオモチャ兼ナグサミモノとして古関を召喚し、わくわくとブツの到着を待った。2003年の夏、雷雨のひらめく熱帯夜のことであった。

<のほほんとつづく>

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/05/19(金) 08:30:03|
  2. Jules†誕生秘話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。